
土は白土(きめ細かいもの、荒い物)、赤土(荒目) 上野村の土(とても濃い赤土。鉄分の多い力強い色と質感) を主に使っています。 〜釉薬作り〜 釉薬は灰、石の粉などが主で、それらを溶かしてガラス化させるカルシウム等の溶融材をその他の成分としています。粉状になった原料と水を、硬い硅石の玉が入った磁器のポットに入れて数時間転がし、よく擂(す)って作ります。 釉薬には以下の種類を使用しております。 ☆オリジナル釉薬 <自然灰釉・樹珠(こだま)釉>  白土
 赤土
冬のあいだ暖をとっている薪の灰から作った釉薬です。長い歳月の末に倒木となって朽ちていくところを、我が家の冬の暖として寄ってもらいました。森の恵みの、いのちあふれる味わいを出せればと思っています。 天然の灰は、木を構成しているミネラル・鉄分など、人間の抽出できないわずかな成分が含まれていて、深みのある豊かな色合いが生まれます。また、釉薬の濃さ、焼成時の温度の加減、炎のちょっとしたあたり具合などで色の深みや質感は変化するのでひとたびごとにちがう味わいを見せてくれます。 <妙華釉>
 樹珠釉と同じ地元の天然木灰に、銅を合わせた釉薬です。様ざまに変化する天然灰のなかで、ときには鮮やかな紅の色、ときには深みある青紫との混じりあい、濃く薄く流れをみせて、その時だけの色をまといます。 <大福釉> 赤土
|  白土
|
わずかに青みがかった半透明の白の、あたたかみのある質感をもとめて作りました。餅もちとした感じが気に入ったのでこう命名しました。 <橙(だいだい)釉>
 赤土
|  白土
|
鮮やかな色とやわらかい質感の釉薬です。ぬくもりのあるオレンジは冬はあたたかく、それでいて半透明の質感は夏に涼しさを感じさせます。 <赤岩釉>
渋みのある穏やかな赤をもとめました。何万年の息吹をもつ山々の岩、それらのおごそかな静けさを表現したいと思いました。 ☆自家配合釉薬 <青磁>
 一般の青磁より薄めの色の、ひかえめな上品な青です。透きとおった涼しい質感です。 <鈞窯(きんよう)釉>

 鮮やかなルビーのような紅から温かみある落ち着いた赤まで。 色彩の変化の激しい釉薬です。懸け方を変えることで紫やピンクも作り出します。
<白萩釉> 半透明の落ち着いた白です。流れて模様のようになる白濁が特徴です。 <透明釉>
 少し白濁する温かみある透明です。 <土灰マット釉> 薄い黄色がかった、文字通りマット(不透明)な釉薬です。 <釉薬なし=焼き締め>  赤土焼き締め
|  白土焼き締め
|
<上野村土+樹珠釉>
 <上野村土+内側 樹珠釉・外側 大福釉>
 |